みんな昔はリーだった@パルコ劇場

http://www.parco-play.com/web/page/information/lee/
大王の今年初の書き下ろし新作は、ブルース・リーに憧れた少年達の青春群像と、その後の物語。
ブルース・リーをリアルタイムに体験した男子なら感情移入できると思うが、部外者にとっては笑いや感動のポイントが希薄、かつプロットもストレート過ぎて、「パルコ劇場で」「このキャストで」「\7,500で」上演する意図が掴めなかった。遊気舎で、スズナリで、\3,000で上演するレベルかと。勿論たっけさん役は谷省吾さんで。
パンフレットを読むと、大王の実兄をモデルとした実話ベースのお話との事。大王は初めて自分の為に本を書いたように思える。次回は必ず『こちら側』に戻って来て欲しい。大王は僕にとって芝居を見たいと思わせる最終防衛ラインだし、まだ枯れたとは思いたくない。
初めて見た「ピロシキ」以来、今まで大王が書いたものは無条件に見てきたが、これからは内容を見てからチケットを買わざろう得なくなる気がする。

唯一の収穫は、伊藤正之さんが非常に達者だと分かったこと。