カーズ(吹替え版)@チネチッタ

http://www.disney.co.jp/movies/cars/main.html

  • 脚本の巧妙なツイストが最大のセールスポイントなピクサー史上、最もストレートなプロットではなかろうか?(バグズライフのみ未見なので、比較出来ないが)
  • そのストレートなプロットを、NASCARとノスタルジーというアメリカ人にしか引っ掛からないフックでまとめあげる荒業でアメリカの興行収入は確保したが、ワールドワイドでは厳しいのでは?と邪推。
  • 日本人の子供に楽しめるポイントは極めて少ない。満場のお子様の笑い声が聞かれたのはクライマックスのピット作業シーンのみだった。ジョンラセタ―はクレしんオトナ帝国〜を30回見て猛省するよろし。
  • ドリームワークスがピクサーを内容、興行成績共に越える唯一のタイミングだったと思う。森のリトルギャングとかショボいのでは無く、シュレッククラスをぶつけるべき。もっとも、最初は昨年末に公開予定だったので、アイスエイジ2との直接対決をピクサーが避けたとも取れる。
  • 近所は軒並み字幕版が終了してたので、不本意ながらの吹替え版鑑賞。しかしながら、看板や新聞記事など、主要な表示は日本語ローカライズされていて驚く。平易なフォントで飾り気が無いながら、子供の理解度は抜群だろう。ただ、完全に別素材を作成し、別にレンダーを回す工程を想像すると、日本市場オンリーでこのコストがペイ出来るのかは疑問。
  • ここまでローカライズされていると、英語の歌に違和感を感じる。今回はカバーオンリーなので、ならば日本人が日本語で歌うという選択肢もあったかと。
  • 逆に、超有名人ゲスト(2名)のボイスが日本人声優であてられているのが、かなり残念。