ロストイントランスレーション@チネチッタ
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予想してたとはいえ、一部のセリフの軽妙さを除き、アカデミー脚本賞が信じられない程のぐだぐだっぷり。ミスコミュニケーションっぷりも、おかしいってよりは痛々しく、公開当初の悪評の理由がかいまみえた。
個人的な体験として、
- 昼寝しすぎて起きたら深夜0時過ぎで、一人でオールナイト鑑賞。
- 海外で、1人でツインルーム、昼なのにやること無くて持て余した経験がある。
の2点がかなりこの映画向きで、かなり浸って見れた。が、そんな奴は圧倒的少数派で、商業映画としては失敗だろう。
選曲センスは素晴らしかった。タクシーで首都高の景色をバックにJAMC"Just like honey"はベタながら心地良かった。キーポイントにshoe gazerなBGMなのは、『日本人』のメタファーなのかなと思った。
日本人で確認出来たのは、藤原ヒロシ、HIROMIX、アイゴンくらい。
ラストカットのHIROMIXを見て、この映画は監督の実体験のスケッチに、友人を招いた「極私的な表現」なんだろうなと思った。逆に言うと、そんな非商業的なものに投資してる東北新社がかわいそうだなとも(スタッフロールにエクゼクティブプロデューサーとして書かれて無いし)