ステキな金縛り@109シネマズMM横浜
- 予告編段階で、今までの三谷映画の中で最もプロットのフック力が強い。この上出来な素材をどのように料理してくれるのか、期待半分、不安半分で望む。
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リミットレス@TOHOシネマズららぽーと横浜
- 予告編から垣間見れるプロットからは、全能者になってからのサクセスストーリーがそこそこ展開するかと想像していたが、さにあらず。正体不明の敵から追い詰められる展開が主体のサスペンスに重点が置かれた内容になっており、「思ってたのと違う」状態。
- さらに性質が悪いのが、追い詰める存在が複数居て、見た目のルックスが似ていて、しかも片方がどういう存在かよく分からないまま進むあたりに、もの凄くスッキリしない感じを受ける。
- 主人公のブラッドリークーパーが酩酊した感じのシーンでは、どうしてもハングオーバーを思い出してしまい、危うく吹き出しそうになる。
- 製作クレジットが気になる(その2)豪華なキャストから典型的なハリウッドメジャー製作かと思いきや、見慣れぬVirginの資本が入ってたりと資金集めに苦労した感じが垣間見える。一昔前なら、東宝東和辺りが配給してそうな感じだが、すっかり邦高洋低の現状を受け、プレシディオまでとは…(それともプレシディオが凄いのか?)
モテキ@TOHOシネマズららぽーと横浜
http://www.moteki-movie.jp/index.html
- 自虐的なまでに地雷を踏みまくる主人公に身悶えながらの120分。観ている側のリアクション的には、ホラー映画を見ている時のそれに近い。
- 大根監督の意図していた「長澤まさみ最強説を証明する」は老若男女問わずミッション達成出来ていると思う。本人の「自然に楽しく」という演技プランが結実している感じ。
- サブカルフック面では、冒頭の「ピエール瀧とベートーベン」Tシャツ(オリジナル版)でツボをギュウギュウ押される。ライブアクト的にもなるほどと思わせる辺りのチョイスセンス。BGMは意外にベタだな〜と思う(特にくるり「東京」)。
- 主にオチ周辺含め、矛盾/説明不足/投げっぱなしの感が強い。まるで、本編は出題編で、この後解答編が公開されるような(そんなことは無いのだろうけども)。
はやぶさ@TOHOシネマズららぽーと横浜
http://movies.foxjapan.com/hayabusa/index.html
- 「プロジェクトもの」というプログラムピクチャーを堤監督が調理すると、嘘っぽくない工学系ディテールと、適度な笑いのフック、ウェット過ぎない感触が、すっきりして見易い。
- 一瞬、ファンタジーに流れる場面があり、劇場版「曲がれ!スプーン」を思い出して冷や冷やした。
- 製作クレジットが気になる(その1)FOXのあのドラムロールが聞こえてきた時には、入ったホールを間違えたかと思った。ワーナー資本の日本向け映画に感じる、外資の余計な手入れ、もしくは全くコントロールされていない現場感とは一線を画した、真っ当に見れる初めての外資日本向け映画に思える。当てずっぽうだが、FOX側に堤監督=ソダーバーグという理解があった気がしてならない。
GET LOUD THE EDGE,JIMMY PAGE,JACK WHITE×LIFE×GUITAR@TOHOシネマズ六本木
http://getloud.asmik-ace.co.jp/
- 3人で何かするより、各々の軌跡の部分が多く、かなり眠くなる。ジミーペイジの出自の部分が未知で、時代背景含め興味深かった。
- セッションシーンでハッキリ分かるのは、エッジにはブルースのセンスが無いということ。正直ミスキャストなのでは?